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排卵誘発剤のクロミッドについて
排卵誘発剤の中でも経口投与される薬で一般的に使われているのは、クロミッドという薬です。
クロミッドは、排卵誘発剤として認可されているクロミフェンの商品名です。
経口投与される排卵誘発剤は、どちらかというと軽度の排卵障害の人に用いられる薬です。
これは、脳下垂体に働きかけて卵胞刺激ホルモンや黄体形成ホルモンの分泌を促進することで卵子を成熟させて排卵を促す効果があります。
通常は、生理が始まって5日目から5日間連続で1錠を飲み続けます。
それでも卵胞が成長せずうまく排卵が見られない場合は、1回の数を2個や3個に増やすこともあります。
注射による投与に比べると、クロミッドは自宅で飲むだけであることや費用も安価ですので、手軽に始められる方法です。
周期コントロール法とよばれ、あくまでも自然排卵、自然妊娠を基本として使用すると考えてよいでしょう。
クロミッドを飲むことで、約80%の人が投与から2週間前後で排卵が起こっています。
もし、それでも排卵がうまくいかない場合は、hCG製剤という排卵誘発剤の注射を使って排卵を促します。
ただ、排卵誘発剤でよく問題とされているのが副作用です。
副作用は、クロミッドにも報告されています。
代表的なものとして、顔が火照ったり赤くなる顔面紅潮、お腹が張って痛くなる下腹部痛、トイレが近くなる頻尿や吐き気が起こるといわれています。
また、生理の出血が減り期間が短くなるといった症状も見られます。
これらは、クロミッドが女性ホルモンの分泌を抑える働きがあるためで、長期間続くと逆に子宮の内膜や頚管の粘膜が厚く成長しないといった妊娠しにくい状態が作られてしまうこともあります。
ですから、排卵誘発剤としての目的を逆に妨げる結果になることがありますので、必ず医師の指導に従って服用するようにしましょう。
また、排卵誘発剤で一般的に言われているのが多胎の可能性です。
クロミッドは成熟させた状態で複数個の卵子を放出させますので、一度に複数が受精してしまうことがあります。
ただし、全体の2〜5%と極端に多いわけではありません。
また、飲んですぐに妊娠出来るとも限りません。
これらはとても個人差が大きいですので、あまり噂や風評に左右されずしっかりと医師と相談して使用するとよいでしょう。
排卵障害の原因が癒着など他にある場合には、クロミッドはあまり効果を期待できませんので、使用を開始する前の入念な検査も重要です。
飲み忘れや飲む量は必ず医師に相談することをお勧めします。
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