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排卵誘発剤と双子について
排卵誘発剤を使った妊娠では、双子が生まれる確立が高いという事が一般的に知られています。
それでは、なぜ排卵誘発剤を使うと双子を含む多胎が多く発生するのかを説明します。
排卵誘発剤とは、脳下垂体や卵巣に働いて排卵を促す作用のある薬の事をいいます。
排卵障害のある人には、排卵が不安定であったり卵胞が成熟しないままの状態が続く場合や、時にはまったくの無排卵の人がいます。
そこで、排卵誘発剤の働きで排卵を促すことによって妊娠を目指します。
生理や排卵の周期をコントロールしながら投薬や投与を決められた用法に沿って使用します。
通常自然の状態では1個の卵胞が成熟して排卵されるのですが、この薬を使うと複数の卵胞が排卵されます。
つまり、妊娠が可能な卵子が何個も排卵されるため1つ以上が受精する可能性が高くなるのです。
双子の場合、自然妊娠では約1%の発生率といわれています。
ところが、内服による排卵誘発剤投与による妊娠で5%前後、注射だと20%近くの確立で双子が生まれるという結果が出ています。
それでは、双子のような多胎妊娠ではどのようなリスクを伴うのでしょうか。
双子以上の多胎妊娠では、流産や早産の危険性が高くなります。
また、生まれてくる赤ちゃんが低体重や未熟児であったり、22週以降の妊娠後期に見られる周産期死亡や出世以後の後遺障害が考えられます。
それ以外にも、妊娠中毒症の恐れや母親の負担が大きすぎるために切迫流産を起こすこともあります。
双子が生まれた後の経済的な問題なども含め、排卵誘発剤を使用して妊娠を望むときはしっかりとした管理体制が必要です。
せっかく望んで妊娠しても、それが双子以上の多胎であった場合には必ずしも喜べる状況ではないこともあるでしょう。
減胎手術といって受精した卵を減らす手術もありますが、ようやく授かった命を減らす行為に抵抗のある人もいます。
ですから、排卵誘発剤を使う場合は、このような双子やそれ以上の子供ができるというリスクについて医師からの説明をしっかり受け納得した上で行うべきですね。
赤ちゃんは欲しいけれど双子は想定していなかった、では済まされません。
その後の生活設計を踏まえた妊娠計画をたてましょう。
このような多胎妊娠を避けるには、卵胞の数をモニターで管理したり、排卵誘発剤の使用を調整しなければいけません。
また、場合によっては中止することも必要です。
しかし、今のところ確実な多胎妊娠のコントロールは出来ていないのが現状です。
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